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文明が生んだ哀しき惨劇 どうぶつたちの生態系を探る

冒頭



こんにちは、動物研究家の権威、ムツ・ゴロフシです。

今日は野生動物の生態系の調査のため、ダラズ採掘所にきております。

人間の手によって繰り返される自然伐採は

砂漠化や温暖化現象などの環境問題を誘発するだけではなく

動物たちの住処を破壊し、それらの種の存続にすら影響しています。

私はこの愚かな行いがただただ腹立たしい。

己の私欲のために生態系を壊し、その後のことは知らんぷり?

エゴです。これは人間のエゴのほかになりません。

この現状を多くの方に知っていただきたい。

そしてかつての動物たちにとって住み良い環境を取り戻したい。

そう思う一心であるのです。

???「フフフ、冒頭から自らを権威と言うだなんて相変わらずですね」

ム「やや、貴様は誰だ。やや。」


691707882469.png

ら「お久しぶりです。フレンドのらむねです」

ム「ややや。いきなりフレンドが出てきたぞ。この先の展開がまったく読めない」

ら「フフ、博士。かつて共に研究をした仲ではないですか。

  今日は助手として博士に付き合せていただきます」

ム「ややや、一緒に研究した記憶がコンマ1ミクロンたりとてない。まあいいや。

  ではらむね君、今から一緒に、これから一緒に野生動物の真実と向き合おうぞ」

ら「ガッテン!」





ム「さて、このダラズ採掘所、今はこのような荒涼とした風景だが

  かつては緑溢れる草原地帯であったと記されている。

  しかし、鉱物の発掘により人間たちがこの地の木を切り草を燃やし山を切り崩し、

  その結果、このような荒れ果てた姿となってしまった。

  鉱物を取り付くすと人間たちはこの地を捨て元いた国へ帰っていった。

  そうした行いの末に多くの動植物が犠牲になったのは言うまでもない」

ら「現代文明の横には多くの犠牲があったわけですね」

ム「かつてこの地には100種類を超える動物たちがいたと言われている。

  しかし今残っているのは、たった、数種類だけだ」

ら「残酷な話です」

ム「今日はその残された一種類、ウイングタイガーの生態系に迫ってみようと思う」

ら「テレビの通販番組でよくやってる清掃道具ですね」

ム「それはクイックルワイパーだ。私たちの目当てはウイングタイガー。覚えておくがよい」

ら「ところで博士、なぜタイガーなのにウイングなのですか」

ム「うむ、この付近一帯が豊かな草原地帯だったとき、陸地には多くの動物たちがいた。

  あるものは草を食し、またあるものは他の動物を捕食していた。

  そんな中で彼らは共存するために、陸上の動物ではなく鳥類を捕食する術を選んだ。

  そう。己の翼を使って空を飛んでね。
  
  そうして動植物の食物連鎖が維持されていたわけだが、そこに人間の手が加わってしまった。

  草は枯れ虫たちがいなくなった。そして時を待たずして鳥たちもまたいなくなってしまった。

  空を飛ぶ必要がなくなった彼らの翼は急速に退化した。

  そうして今の形状に至ったわけだ・・・」

ら「タイガースが優勝すると道頓堀にファンが飛び込むのと同じ理屈ですね」

ム「お前絶対今の話聞いてなかっただろ」

ら「あれ、おかしいな。大腸菌とピロリ菌が究極合体し

  世界を混沌へと誘う細菌大戦争が勃発するあたりまでは聞いていたのですが」

ム「言ってない。そんなこと断じて言ってない。

  細菌大戦争とタイガースファンの繋がりも全く見えない。

  まあいい。そうこうしている間にウイングタイガーの生息ポイントに着いたぞ」

ら「う☆わーい」

ム「いいか、ここの茂みで物音立てずに待つんだ。

  お、見てみろ。早速一頭のウイングタイガーがやってきたぞ」


観察2



ら「うわー派手な外見だなあ。ピンク。サーモンピンク。めっさ派手」

ム「そうだろう。あの色は草原の野花に擬態するためであったと言われている。

  しかし・・・今となってはあの奇抜なカラーに目をつけた取引商の格好の獲物だ。」

ら「ピンクってなんかエロいですよね」

ム「お、向こうを見てみろ。早速ハンターのお出ましだ」


ハンター1


ら「彼がハンターですか?」

ム「うむ、そうだ。ウイングタイガーの毛皮は高値で取引されている」

ら「あ、一頭のタイガーが捕まった。博士、我々も便乗しましょう。金策です」

ム「貴様は何をしにきているのだ。残念だが我々には黙って見過ごすことしかできない。

  ならず者のハンターに歯向うのは命を捨てるも同然だ」

ら「ああ、金が・・じゃねーやタイガーが・・・」


ハンター2


ム「こうしてまた、絶滅に近づいてしまった」

ら「むごい。むごすぎる。貴重な動物をなんだと思ってるんだ。

  くそう、あの毛皮はいくらで売れるんだろう」

ム「清々しいほどに哀れみの気持ちが感じられないコメントだな。

  残念だがこれが現状だ。お、次は向こうを見てみろ。貴重な光景だ」

ら「うお、すげえ。あれは群れですね?」

ム「そう、ウイングタイガーの群れだ。

  かつては高い縄張り意識から単独で活動してきたとされているが

  他の動物たちがいなくなった今、生き延びる術として群れを成すことを知った。

  ゆえに共存意識も非常に高い」

ら「すっげーテレビでこんな風景見たことある」


群れ1



ム「ひい・・ふう・・みい・・・8頭か。このウイングタイガーの群れは貴重な光景だぞ」

ら「一糸乱れませんね。みんなして同じところ走ってる。

  なんかシンボルがチラついてますよ」

ム「シンボルとかチラつくとか言うでない。処理落ちとか言うでない」


群れ2


ら「うわ、なにこれ。めっちゃ重なってる」

ム「共存意識の現われだ。群れをなすことで彼らは生き延びてきた。

  動植物の世界では弱肉強食などと言われているが、彼らは互いを思いやって生きている。

  知能も非常に高いということだ」

ら「おや、博士。あちらを見てください。なにかカラーリングの違う一頭がいますが」

ム「ん、どれどれ。おお、本当だ。喜べ、君はツイているぞ」

ら「え、毛皮もらえるんですか?」

ム「その下衆い発想をどうにかしろ。毛皮ではない。希少種だ。

  あの一頭は数百、数千頭に一頭の割合で生まれると言われているブロンドボーイという種だ。

  我々学者の間では【転生】と呼んでいるがね」

ら「開会式の最後に選手代表がやるやつですね」

ム「黙れ。ヒレもぐぞ。よし、少し近寄ってみようか。

  大丈夫、案ずるな。野生の彼らは見た目とは違い非常におとなしい。

  襲ってくることは、

  ・・・~~~ッッ!!」

ら「ぎゃあ!!襲ってきた!!は、博士!助手Bが!」


転生2


ム「だ、大丈夫かー!いきなり登場した助手B-!!」

助手B「ぎゃー!!」

ム「くっ・・ここは撤退だ・・・!逃げるぞ!助手Bよ!!」

助手B「はい!L+R同時推し!」

ム「らむね君も早くしろ!巻き添えをくうぞ!

  そうか・・近年は一部のならず者たちの間で転生種を討伐することにより

  【称号】を手に入れるといわれているが・・・

  人に狙われる内に凶暴化してしまったのだろう・・」

ら「はあ・・・はあ・・・・命からがら逃げ出してきました・・・」

ム「はあ・・・はあ・・・・助手Bくん大丈夫か・・?」

助手B「はい、小腸が2mくらい飛び出てますが命に別状はありません」

ム「まともな人間でないことはよくわかったが生きているようで何よりだ」

ら「お、博士。一難去ってまた一難。向こうに何かどエライのがいますがあれはいったい」

ム「ん?どれどれ。おお、すごい。今日はとことんツイているぞ・・・
  
  私も長年この研究をしているがあれを見るのは初めてだ。

  あれは【野生のアスリート】だ」


観察改



ら「すっげえ筋肉。超人ハルクみたい」

ム「彼は生物学上、我々と同じ霊長類に属している。

  ただその腕力はゴリラやチンパンジーの数倍。

  そして脚力は競走馬にも匹敵する。そうだな、いわば究極生命体、とでも言おうか」

ら「すごすぎます。おや、博士。袋から何かを取り出しましたよ。

  なんだあれなんか鎖の先端に重い鉄の塊がついたような物体だけど。

  お、そして足元に円を書き始めた。直系1mくらいかな。

  そしておもむろにストレッチを始めた。

  入念なストレッチのあと、鎖の先端に重い鉄の塊のついた物体を急速にまわし始めた!

  回る。回る。あの重い物体を軽々と回している。いったいどんだけ回すんだ・・!

  わ・・・あわわわわ。つーか速い。なんだあの速度は。尋常じゃない速度だ!

  いったいどれだけ加速するんだ?もはや残像でその外見すら確認できない!

  あまりの速度に彼の周囲に竜巻が!そして竜巻が辺りの木々をなぎ倒している!!

  あっ!そして怒号とともに鎖の先端に重い鉄の塊のついた物体を飛ばした~ッッ!!

  とんでもない初速度だ・・!すごい・・・すごい・・・!これはさながら光の矢かァァッッ!

  飛ぶ・・飛ぶ飛ぶ・・いったい!!いったいどこまで飛ぶんだぁぁぁああ!!!!

  その距離はゆうに50m!!!否、もっと・・・もっとだッッ!!!!

  いったい・・いったいどこまで飛ぶんだぁあぁぁあああ!!!!!」

助手B「ぎゃーー!!!」

ム&ら「当たったー!!」


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ム「さて、今日は野生動物の生活とそれを取り巻く現状がわかったはずだ」

ら「はい、きてよかった。本当に良かった。惜しい人を亡くしましたが」

ム「助手Bくんの死を無駄にしないためにも今日得た知識は後々の研究に

  役立てていこうと思う。帰ったら早速学会に論文を提出するとしよう」

ら「博士はこれからも研究を続けるのですか?

  情けない話ですが私はこれ以上、野生動物に近づくのは恐ろしく思ってしまいました」

ム「そうだな、この研究は常に危険が付きまとう。

  だがこれは私の使命であるとも捕らえているのだ。

  誰かがこの研究をしなくては彼らはいずれ絶滅してしまうだろう。

  そして絶滅すれば他の生物の生態系にも影響を及ぼし

  最終的には我々人間にツケが還ってくる。

  我々人類は目先の利益を求めるあまり大切な何かを忘れているのだ。

  いま私ができるのは彼ら野生動物の種の保存、

  そして人間の愚かなエゴに気付かせること、その二つだ。

  だがね、私は死なないよ。

  なぜなら私もまた・・・かつては【野生のアスリート】だったのだよ」



end
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非公開コメント

No title

とりあえず声に出して笑ってしまったので、ランキングもぽちっとしておきました

野生の…アスリート…くっ

No title

ねぇなんで俺が助手になったの?ねぇねぇ?

No title

なんからむねって助手っぽい顔してるもんね。
アバウトミー

むろふし

Author:むろふし
スピニングバードキックの最中にスタートボタン連打してた哀しい過去があります。



家:ガタラ水没遺跡地区 6024(ムロフシ)丁目6番地
職人:ツボレベル50
※錬金依頼絶賛承り中

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